寒冷地にお住いの方以外で、夏はエアコンで涼み冬もエアコンで暖をとる。このように一年中エアコンで室内温度を調整されているご家庭は多いかと思います。そして、冬の方が電気代が高いと思っている方も大勢入らっしゃると思います。今回は簡単に冬場の電気料金が何故高いのか?電気代を少しでも抑える方法をお伝えいたします。比較的簡単にできる方法に絞っていきます。
目次
- 何故冬の電気代は高いのか?
- 電気代を抑える方法
・設定温度を下げる
・窓ガラスに断熱フィルムを張る
・各部の掃除や整理
・電力会社の変更
何故冬の電気代は高いのか?
室内温度の設定を夏も冬も25℃、外気温を冬場は0℃夏場は35℃と仮定します。その場合、冬は外気と設定温度の差が+25℃、夏は―10℃となり冬場の方が設定温度と外気温の差が夏場に比べ10℃多くなります。エアコンは室内を設定温度にする為に稼働しますが差が大きいとその分消費電力が大きくなります。冷房と暖房の違いは?と思われる方もいるかと思いますが、冷房も暖房も仕組みは同じです。冷房運転にすると室内機から冷気が出る様になり室外機から熱気が出ます。暖房運転はその逆になるだけです。
電気代を抑える方法
設定温度を下げる
エアコンの設定温度を冬は1℃下げる。夏は1℃上げる。と約10%の電気代を節約することができます。1日で考えると数十円程かと思いますが、1シーズンに換算するとそれなりの金額になります。ただ、体調や気温の感じ方は人それぞれですので、無理のない範囲で設定してください。
窓ガラスに断熱フィルムを張る
少しコストがかかりますがお勧めです!
ホームセンターやネット通販で断熱フィルムを購入し、窓ガラスに貼るだけです。大きさや物によりますが、大体数千円程です。室内側になるべく空気が入らないように貼り付け余ったフィルムはガラスに合わせてカッターなどで切り取るだけです。一般的な住宅でプロに頼むとリビングで2~3万円程です。室内の熱の多くは窓ガラスから室外に逃げていくので、それを防ぐことが目的です。この断熱フィルムの良いところは夏でも効果があることで、断熱というのは文字度どり熱を断つということなので、夏には外気の熱を室内に入らないようにし室内の冷気を室外に逃げないようにしてくれます。冬も同じ様に室内と室外の温度を遮断することにより効率よく部屋が暖かくくなります。タンブラーをイメージして頂けると分かりやすいかと思います。
プロに頼み数万円したとしても1~2年で元は取れますし、フィルムはガラスの室内側に貼り付けるので紫外線による劣化も遅く数年間は余裕です。小さなお子様がいるご家庭では、おもちゃなどで傷が付かないよう気を付ける必要があります。
各部の掃除や整理
室内機のフィルターの掃除や、室外機の周りに物が無い様に整理整頓すること。これだけでも電気代の節約になります。エアコンは空気を吸い込み吐き出して温度を調整するのですが、吸う場所と吐き出す場所に物があったり詰まっていた場合は効率よく空気を循環させることができなくなり消費電力が多くなります。また、最悪の場合はエアコン本体に余計な負荷がかかり続けることになるので機械の故障の原因にもなってしまいます。冬や夏前の本格的にエアコンを使うシーズンが来る前に掃除や整理整頓をしておくと良いと思います。
電力会社の変更
電力の自由化により様々な新電力の会社があります。電力会社を見直し、お得に使える電力会社に切り替えるのも一つの方法です。今までの使用量に対する電気代などのデータがあるととても比較しやすいので、データをお持ちの方やオンラインで確認ができる方はそのデータを基に電力会社を探すのもいいと思います。【地域+電気代】のワードで検索すると色々出てきますし、数社の電力会社を取り扱っている代理店も出てくるので、お時間がある時に探してみるのも良いかもしれません。
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