エアコン室内機の取り付けに使用するボードアンカーは、設置する壁の材質や強度に応じて選択する必要があります。特に石膏ボードなどの比較的弱い壁材に室内機を取り付ける場合、適切なボードアンカーを選ぶことが非常に重要です。ここでは、エアコン室内機の取り付けに使われる主なボードアンカーの種類について解説します。
1. プラスチック製ボードアンカー
プラスチック製のボードアンカーは、軽量でコストが比較的低いことから、一般的な用途で広く使用されています。このアンカーは、壁に穴を開けた後に挿入し、ネジを締め込むことで広がり、ボードにしっかりと固定されます。一般的にカサ式ボードアンカーです。エアコンの室内機は重いため、プラスチック製のボードアンカーは軽量な物の取り付けに適しており、エアコンのような重量物には向いていないことが多いです。
一部のボードアンカー(HILTI製など)は重量にも耐えることができる作りになっています。
2. メタルアンカー(メタルコイルアンカー)
メタルアンカーは、耐荷重性が高く、石膏ボードや中空壁にも適しています。エアコン室内機の取り付けにおいては、メタルアンカーの使用が推奨されることが多いです。メタルアンカーは、ネジを締め込むと金属のコイルが広がり、壁の裏側にしっかりと固定されます。これにより、室内機の重量を支えることが可能です。
中には締め込みすぎて石膏ボードに食い込み、割れてしまう物もあるので注意が必要です。
3. トグルアンカー(バタフライアンカー)
トグルアンカーは、中空の壁や石膏ボードの裏に大きな金属の「翼」が広がることで固定するタイプのアンカーです。ネジを締めると「翼」が広がり、広範囲で壁に圧力を分散します。これにより、重いエアコン室内機でも安定して取り付けることができます。トグルアンカーは特に重い物を固定する際に適しており、エアコンの取り付けに頻繁に使用されます。
4. カベロックアンカー
カベロックアンカーは、特殊な形状を持ち、ネジを締め込むことで壁の内部で広がり、強固に固定されるタイプのアンカーです。このアンカーを使用すると高確率で室内機が落下します。
昔は主流だったようですが、室内機が重くなっている現在では絶対に使用してはいけません。
エアコン落下によりお客様がに被害が起きないように最善を尽くすことが大切です。
まとめ
エアコン室内機の取り付けに使用するボードアンカーの選択は、壁材や取り付ける場所の条件、そして室内機の重量によって異なります。適切なアンカーを選ぶことで、室内機を安全かつ確実に取り付けることができ、長期間にわたって安定した性能を発揮します。特に重いエアコン室内機の取り付けには、耐荷重性の高いメタルアンカーやトグルアンカーが推奨されますが、現場の状況に応じて最適なアンカーを選ぶことが大切です。
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