真夏の暑さ、真冬の寒さに欠かせないエアコン。でも、いざ使おうとした時に「冷えない」「変な音がする」「水が漏れている」といったトラブルに見舞われた経験はありませんか?
エアコンは精密機器ですから、どうしても経年劣化は避けられません。でも実は、定期的にセルフチェックをしておけば、故障の前兆に気付ける可能性は高いんです。
このブログでは、エアコンの不調を早期に発見するための「セルフチェック方法」を、業者目線も交えてわかりやすくご紹介していきます。日々のメンテナンスとあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
セルフチェックは“壊れる前の予防”が目的
エアコンの不調というのは、ある日突然やってくるように見えて、実はその前から“サイン”が出ていることがほとんどです。
たとえば、風が出ているのに冷えない・暖まらない、風量が極端に弱い、変な音やニオイがする、など。これらは全て、故障やトラブルの予兆としてとらえることができます。
そんな小さなサインを見逃さず、早めに対応することで、重大なトラブルや高額な修理費を回避できるというわけです。エアコンに詳しくなくても、最低限のポイントを押さえておくだけで、セルフチェックは十分可能です。
チェックポイント① 冷暖房の効き具合
まず確認したいのは、「設定温度通りに冷えるか・暖まるか」という基本的な性能部分です。
エアコンを冷房や暖房モードで運転させたとき、部屋の温度がなかなか変わらない、以前より効きが悪いと感じるようであれば、内部の汚れやガス不足、センサー異常の可能性が考えられます。
また、エアコンが起動してもすぐに風が出てこない場合や、風が極端に弱い場合も、送風ファンやフィルターの問題が疑われます。
チェックポイント② ニオイの有無
エアコンをつけた瞬間、カビ臭い・酸っぱいニオイ・焦げ臭さなどを感じたことはありませんか?
特に梅雨明けや冬の初運転時にこうしたニオイがする場合は、内部にカビや雑菌が繁殖しているサイン。長期間掃除をしていない場合、フィルターや熱交換器が汚れていることが多く、放っておくとニオイが悪化し、健康被害につながることも。
カビ臭さを感じたら、まずはフィルターを掃除して、それでも改善しなければ内部洗浄やプロのクリーニングを検討しましょう。
チェックポイント③ 水漏れ・結露の発生
エアコン本体からポタポタと水が垂れてくる…。そんな現象が起きたら要注意です。
この原因の多くは、ドレンホースの詰まりや傾きの不良、内部の結露水がうまく排水されていないことによるもの。水漏れを放置すると、壁や床が傷んだり、カビの原因にもなります。
室内機の下側や吹き出し口に水滴がついていたり、運転中に水がポタポタ落ちてくるような現象があれば、すぐに点検が必要です。
チェックポイント④ 異音がするかどうか
正常なエアコン運転音は、静かな「ウィーン…」という音が基本です。
ですが、「ゴー」「カタカタ」「ブーン」「カラカラ」といった普段聞かない音がするようであれば、ファンの破損や内部部品の緩みなどの可能性があります。
とくに、振動を伴う音がする場合は、取り付けの傾きやネジの緩みも疑われるため、早めの点検が重要です。音に敏感になっておくと、思わぬトラブルを未然に防げることがあります。
チェックポイント⑤ 室外機の状態
室外機は家の外にあるため、ついノーマークになりがちですが、ここもセルフチェックの重要なポイントです。
まず、室外機周辺に物が置かれていないかを確認しましょう。排熱が妨げられていると、冷房効率が一気に落ちてしまいます。
また、「異音がする」「振動が大きい」「ファンが回っていない」などの異常がないかも併せて確認しましょう。設置から5年以上経過している場合は、基礎のゆがみやサビなども確認しておくと安心です。
異常があったときは、どうするべき?
セルフチェックで異常を感じた場合、「すぐに修理業者を呼ばなければ!」と思うかもしれませんが、まずはメーカーの取扱説明書にある「よくある症状と対処方法」をチェックしてみましょう。中にはリモコンの設定ミスやタイマー機能の誤作動など、簡単な操作で解決できるものもあります。
ただし、**「焦げ臭い」「頻繁に電源が落ちる」「エラーコードが表示される」**などの症状がある場合は、すぐに使用を中止し、メーカーや専門業者への連絡をおすすめします。放置することで火災などにつながる危険性もあるため、判断は慎重に行うべきです。
セルフチェック+定期点検が理想的なスタイル
日常的なセルフチェックで異常の“予兆”に気付くことができれば、早期対応が可能になります。ただ、それでも対応できない部分や見えない内部の不具合については、やはりプロによる定期点検が有効です。
目安としては、年に1回のプロ点検+こまめなセルフチェック。この組み合わせが、エアコンを長持ちさせるためにはベストです。
まとめ|セルフチェックが家族を守る
エアコンは、家庭内でもっとも活躍する家電のひとつ。でも、その活躍を裏で支えているのが、日々の小さな“気づき”です。
「ちょっと効きが悪いかも」「なんか臭いがする」そんな小さな違和感を見逃さず、セルフチェックを習慣化することで、エアコンの故障や思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。
そして何より、自分の家の空気を、自分で守れるという安心感は大きな価値です。
季節の変わり目や、エアコンの使用頻度が高まる前に、ぜひ一度、お家のエアコンをチェックしてみてください。それが、快適な暮らしへの第一歩になります。
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