エアコン工事は、年間を通して需要がある仕事だが、真夏と真冬の工事は、特に厳しい環境での作業となる。それぞれの季節には特有の過酷な状況があり、事前の対策を怠ると、体調を崩したり、作業効率が低下したりする原因になる。
真夏の工事では、熱中症のリスクが最も大きな課題となり、高温多湿の環境で体力を奪われる。一方、真冬の工事は、極寒の環境下で手足がかじかみ、細かい作業がしにくいといった問題が発生する。また、配管やドレンホースの凍結、室外機の設置場所の雪や氷など、寒冷地ならではの施工上の注意点もある。
ここでは、真夏工事と真冬工事の特徴、それぞれの過酷さ、安全に作業を進めるための具体的な対策について詳しく解説していく。
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1. 真夏工事の特徴と過酷さ
1-1. 過酷な暑さとの戦い
真夏のエアコン工事は、外気温が35℃を超える日も珍しくない。さらに、屋根裏や壁の中での作業では、風通しが悪く、体感温度が40℃以上になることもある。
こうした環境下では、長時間作業を続けると熱中症のリスクが高まるため、適切な水分補給や休憩が必須となる。
特に厳しい作業
• 屋根裏や壁の中での作業 → 風が通らず、高温多湿になりやすい
• 屋外での室外機設置 → 直射日光にさらされ、金属部分が焼けるほど熱くなる
• 長時間の作業 → 汗を大量にかくことで体力が奪われ、集中力が低下
1-2. 室外機の設置が地獄
真夏の炎天下での室外機設置作業は、体力の消耗が激しい。特に屋根上や壁掛けタイプの設置では、金属部分が熱を持ち、手袋をしていても火傷することがある。
1-3. お客様対応が大変
夏場の工事では、作業中にエアコンの電源を切る必要があるが、お客様から「早く作業を終わらせてほしい」と急かされることも少なくない。焦るとミスにつながるため、丁寧な説明が求められる。
真夏工事の対策
• 水分補給の徹底 → スポーツドリンクや経口補水液を活用し、こまめに飲む
• 冷却アイテムを活用 → 冷感タオル、アイスベスト、扇風機付き作業服を使用
• 直射日光対策を行う → 帽子をかぶり、日陰を活用しながら作業する
• 作業時間を調整する → 可能なら早朝や夕方の比較的涼しい時間帯に作業を行う
• お客様に事前説明を行う → 「作業中はエアコンを一時停止する必要がある」と伝え、スムーズに進める
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2. 真冬工事の特徴と過酷さ
2-1. 極寒の中での作業
真冬の工事は、気温が低く、特に朝晩は氷点下になることもある。寒冷地では、冷たい風が吹きつける中での作業となり、手足がかじかんで細かい作業が難しくなる。
また、屋外作業では、凍結や積雪があると足場が悪くなり、作業の危険性が増す。
特に厳しい作業
• 屋外での室外機設置 → 風が強いと体感温度がさらに下がる
• 手袋を外せない作業 → かじかんだ手ではネジを回すのも困難
• ドレンホースや配管の凍結対策 → 施工後の不具合を防ぐための処理が必要
2-2. 室外機の凍結とボルトの固着
冬場は、ボルトが冷えて固くなり、取り外しや取り付けに時間がかかることがある。また、室外機を設置する場所が凍結している場合、足元が滑りやすく危険。
2-3. お客様対応
冬場の工事では、お客様が暖房をつけたまま工事を希望することが多いが、作業のためにエアコンを一時停止する必要があるため、寒さに耐えてもらう時間が発生する。
真冬工事の対策
• 防寒対策を万全に → ヒートテック、防寒手袋、厚手の靴下を活用
• 作業前にストレッチを行い、体を温める
• ポケットにカイロを入れ、手を温めながら作業する
• ボルトの固着には温める処理を行う
• 防寒靴を履き、凍結した場所での転倒を防ぐ
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3. 真夏工事と真冬工事、どっちがきつい?
職人の間でも意見が分かれるが、多くの人が「真夏工事の方がきつい」と感じている。その理由は以下の通り。
真夏工事がきつい理由
• 熱中症のリスクが高く、命に関わる
• 大量の汗をかき、体力がどんどん奪われる
• 屋根裏作業や高所作業で体感温度がさらに上がる
• お客様のプレッシャーが強い(早く終わらせてほしいと言われる)
真冬工事がきつい理由
• 寒さで手足がかじかみ、細かい作業が難しくなる
• 風が強い日は体温が奪われ、長時間の作業が厳しい
• ボルトの固着や配管の凍結など、施工トラブルが増える
どちらも大変な作業だが、真夏の工事は熱中症という生命に関わるリスクがあるため、より厳しいと感じる人が多い。
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4. まとめ
エアコン工事は、真夏と真冬で異なる厳しさがあり、それぞれ適切な対策が必要となる。
• 真夏工事 → 熱中症対策を徹底し、水分補給と冷却アイテムを活用
• 真冬工事 → 防寒対策を万全にし、凍結や寒さの影響を最小限に
どちらの季節でも、安全第一で無理をせず作業を進めることが最も重要。
長年の経験を積むことで、季節ごとの工事のコツを掴み、より効率的に施工できるようになる。
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