エアコン工事の仕事は一見シンプルに見えますが、実際には簡単なものから非常に高度な技術が必要なものまで幅広く存在します。家庭用エアコンの標準取付であれば初心者でも対応可能ですが、業務用の大規模工事になると、専門知識や経験、そして体力が求められます。
今回は、エアコン工事の難易度をランキング形式で紹介します!どの作業が簡単で、どの作業が難しいのか、それぞれのポイントや注意点を詳しく解説していきます。エアコン工事に関わる人はもちろん、これからエアコン業界に参入したい人にも役立つ情報になっているので、ぜひ参考にしてください。
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第10位(★☆☆☆☆):ルームエアコンの入れ替え(既設配管流用)
初心者向け・作業時間:1時間程度
概要
エアコン工事の中でも最も簡単なのが、既存の配管や電線をそのまま使用する入れ替え工事です。古いエアコンを取り外し、新しいエアコンを取り付けるだけなので、作業工程はシンプルです。
ポイント
• 既存の配管が問題なく使えるか事前チェック
• ガス回収(ポンプダウン)を正しく行う
• 室内機と室外機の接続を丁寧に行い、真空引きをしっかり実施
難しさのポイント
• 配管が傷んでいると、ガス漏れのリスクがある
• 古い配管内部の汚れが原因で、新しいエアコンの性能が落ちることがある
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第9位(★☆☆☆☆):ルームエアコンの標準取付(壁穴あり)
初心者向け・作業時間:1.5~2時間
概要
一般家庭の新築やリフォーム後に、ルームエアコンを取り付ける工事です。壁穴を開けて配管を通し、標準的な設置を行うため、初心者でも対応しやすい作業ですが、壁材によって難易度が変わることがあります。
ポイント
• 壁穴の位置を間違えないように慎重に開ける
• 室内機の位置決めを丁寧に行い、美観を意識する
• ドレンホースの勾配を確保して水漏れを防ぐ
難しさのポイント
• コンクリート壁の場合、穴あけ作業が大変
• 室内機と室外機の適切な距離を考慮しないと、配管の取り回しが難しくなる
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第8位(★★☆☆☆):配管延長が必要なルームエアコン工事
初~中級者向け・作業時間:2時間~
概要
標準的なエアコン設置と違い、配管を延長する工事が必要な場合、作業の難易度が一気に上がります。特に2階の室内機から1階の室外機へ配管を通す場合、配管の長さや取り回しに注意が必要です。
ポイント
• できるだけシンプルで無駄のない配管ルートを考える
• 配管のフレア加工を丁寧に行い、ガス漏れを防ぐ
• 室外機の設置場所が適切か確認する
難しさのポイント
• 高所作業になると、安全対策が必要
• 配管の長さが増えると、施工ミスがあると冷媒が正常に循環しない
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第7位(★★☆☆☆):室外機の特殊設置(壁掛け・天吊り・屋根置き)
中級者向け・作業時間:2~3時間
概要
室外機の設置場所が特殊な場合、設置作業の難易度が上がります。壁掛けや天吊り、屋根置きなどの施工では、金具の固定や配管の取り回しが重要になります。
ポイント
• 壁や天井の強度を確認し、適切な固定金具を使用
• 転倒・落下を防ぐための安全対策を徹底する
• 施工後の点検を入念に行い、異常がないか確認
難しさのポイント
• 高所作業になり、転落リスクが高まる
• 取り付け位置によっては2人以上での作業が必要
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第6位(★★★☆☆):隠蔽配管のルームエアコン取付
中級者向け・作業時間:3時間~
概要
隠蔽配管とは、壁の中に配管を埋め込んだ状態でエアコンを設置する方法です。見た目はスッキリしますが、施工難易度は高くなります。
ポイント
• 事前に配管の状態をチェックし、汚れや詰まりを確認
• 冷媒の流れやドレン排水の経路をしっかり設計
• 設置後のテスト運転を確実に行う
難しさのポイント
• 配管が劣化していると、修理や交換が必要
• 作業スペースが狭く、思うように作業が進まないことがある
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ここからはより高度な工事!プロの技術が必要な上級レベルの工事です。
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第5位(★★★☆☆):マルチエアコンの設置
第4位(★★★★☆):業務用エアコンの設置(壁掛け・床置きタイプ)
第3位(★★★★☆):天井カセット型業務用エアコンの設置
第2位(★★★★★):ダクト式業務用エアコンの設置
第1位(★★★★★):大型ビルの業務用エアコン(VRVシステムなど)
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業務用エアコンの工事になると、家庭用とは違い、設計段階から高度な知識と経験が求められます。特にダクト式やVRVシステムは、冷媒の管理や空調システム全体の設計が必要になるため、一般的なエアコン工事とは比較にならないほど難易度が高いです。
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まとめ
エアコン工事の難易度は、**「どんな場所に、どんな機種を、どのように取り付けるか」**によって大きく変わります。最初は家庭用の標準工事から始め、徐々に難しい案件にチャレンジすると、技術力も収入もアップします!エアコン業界で安定して稼ぐためには、より高度な工事ができる技術を身につけることが重要ですね。
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