エアコンをつけたときに「なんとなくカビ臭いな…」と感じたことはありませんか? そのニオイの原因は、エアコン内部で繁殖したカビの可能性が高いです。
カビが生えたエアコンを使い続けると、健康被害を引き起こすだけでなく、電気代が上がり、最悪の場合エアコンの故障にもつながります。
特に梅雨や夏場の冷房シーズンに多く発生しやすいカビですが、実は冬の暖房運転時にも注意が必要です。
では、なぜエアコンにカビが発生するのか? どのような悪影響をもたらすのか? そして、それを防ぐためにはどうすればいいのか?
この記事では、エアコンのカビ問題について詳しく解説します。
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1. エアコンにカビが発生する原因とは?
エアコン内部はカビにとって理想的な環境が整っており、適切なメンテナンスをしないとすぐにカビが繁殖してしまいます。
特に以下の4つの条件がそろうと、エアコン内部でカビが発生しやすくなります。
① エアコン内部の湿気
エアコンは冷房・除湿運転を行うと、内部で結露が発生します。
この水分がエアコン内部に残ることで、高湿度の環境ができあがり、カビが発生しやすくなります。
特に内部が乾燥しにくい環境(例:送風運転をしない、使用後すぐに電源を切るなど)では、よりカビが繁殖しやすくなります。
② 室内のホコリ・汚れ
エアコンは室内の空気を吸い込んで冷やしたり温めたりするため、空気中のホコリや汚れも一緒に取り込んでしまいます。
これがフィルターや熱交換器、送風ファンに付着すると、カビのエサとなり、繁殖を助ける原因になります。
特にペットの毛やタバコのヤニ、キッチンの油汚れなどがあると、よりカビが発生しやすくなります。
③ エアコン内部の温度差
カビは温かい環境を好みます。
エアコン内部は、運転中は冷たくなりますが、使用後にスイッチを切ると室温と同じくらいまで温まります。
この温度差によって結露が生じると、水滴がたまりやすくなり、カビが繁殖しやすい環境になります。
④ 換気不足によるカビ胞子の増加
エアコンのカビ胞子は空気中に漂い、室内の壁や家具にも付着して増殖していきます。
換気が不十分な部屋ではカビ胞子の濃度が上昇し、エアコン内部に入り込むことで、さらにカビが広がってしまいます。
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2. エアコンのカビがもたらす影響
エアコンにカビが発生すると、さまざまな悪影響が出てきます。
健康面のリスクだけでなく、エアコンの性能低下や電気代の増加、故障の原因にもなります。
① 健康被害
エアコンのカビが最も影響を与えるのは 健康 です。
エアコン内部に発生したカビは、運転時の風に乗って部屋中にばらまかれ、知らないうちに吸い込んでしまいます。
これにより、以下のような健康被害が発生する可能性があります。
• アレルギー反応(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)
• 喘息や気管支炎の悪化
• 目や喉のかゆみ・違和感
• 肌荒れ・アトピーの悪化
• 倦怠感や頭痛
特に 小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の方は要注意 です。
長期間カビを吸い込み続けると、慢性的な体調不良につながることもあります。
② 電気代の増加
エアコンにカビが付着すると、空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が低下します。
その結果、設定温度に達するまでに時間がかかり、電力消費が増えてしまいます。
カビによる電気代の増加例
• フィルターが目詰まり → 風量低下 → 冷暖房効率低下 → 電気代アップ
• 熱交換器が汚れる → 熱の伝達が悪くなる → 電気代アップ
• 送風ファンがカビだらけ → 風の流れが悪くなる → 電気代アップ
汚れたエアコンを使い続けると、年間数千円〜数万円の 無駄な電気代 を払うことになってしまいます。
③ エアコン本体の故障・寿命短縮
カビが長期間放置されると、エアコン内部の部品にもダメージを与えます。
• 異臭が発生する
• 冷暖房の効きが悪くなる
• エアコンから水漏れする
• 運転中に異音がする
• エアコンの寿命が縮む(通常10年→7〜8年に短縮)
最悪の場合、修理が必要になり、高額な出費につながる可能性もあります。
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3. エアコンのカビを防ぐ方法
エアコンのカビは 「掃除」と「乾燥」 を徹底することで防ぐことができます。
① 定期的なフィルター掃除
フィルターは 2週間に1回程度 掃除するのが理想です。
掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いしてしっかり乾燥させましょう。
② 使用後に送風運転または内部クリーン機能を活用
冷房・除湿を使った後は 送風運転を30分〜1時間行い、エアコン内部を乾燥 させるとカビの発生を防げます。
③ 換気をこまめに行う
定期的に窓を開けて換気をし、新鮮な空気を取り入れましょう。
換気扇を回すのも効果的です。
④ プロのエアコンクリーニングを活用
エアコン内部のカビは、 1〜2年に1回のプロのクリーニング で徹底的に除去するのがおすすめです。
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まとめ
エアコンのカビを放置すると、健康被害や電気代の増加、故障のリスクが高まります。
日頃のメンテナンスをしっかり行い、快適な環境を維持しましょう!
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