1マンと2マンの違い!エアコン取付工事における「分業体制」の重要性とメリット

エアコン取付工事は、一見するとシンプルな作業に思えるかもしれませんが、実際には配管や電気接続、設置場所の調整など、様々な工程を経て初めて完成します。
こうした工程をすべて一人の作業員が行うのが従来の方法でしたが、近年、重量化する機器や施工効率を高めるために「分業体制」を導入する業者様が増えています。
ここでは、この分業体制のメリットと、具体的な導入方法について詳しく解説します。

分業体制とは何か?

ご存じの方ばかりだと思いますが、分業体制とは施工を担当する作業員が別々、又は同時に作業することを指します。
エアコン取付の場合、設置場所の準備から本体の取付、電気配線や配管の接続など多くの作業が含まれますが、これを各段階で異なる担当者が作業することで、効率的に施工を進めることが可能です。以下のような分業例が考えられます:

  • 準備時
    お客様宅へ訪問し、始めの打合せをしている際に、もう一人が工具、材料を準備し打合せ後に直ぐ工事に取り掛かれるようにする。
  • 取外し時
    1人がエアコン本体を取外し、もう一人が室外へ運ぶことで効率よく作業できます。
    また、室外機の運搬が一人では困難な場合は2人で運ぶことにより事故無く安全に運搬することが可能です。
  • 電気配線作業時
    電気配線は隠蔽の場合二人で作業すると非常に効率よく進みます。
    また、一人が電気配線工事(専用回路工事)を行っている時に、もう一人は室内機を取付けることもできます。
    時間のかかる2つの作業を同時に行うことで非常に効率よく作業することが可能です
  • 高所作業時
    不安定な場所でスライダーを立てなければいけない場合、一人が下で支えることにより事故の発生を防ぐことができます。
    その結果、安全に高所作業を行うことができます。

こうした分業体制を行うことで、複数の工程が同時に進行でき、1台あたりの施工時間が短縮されるという大きなメリットがあります。
結果として、1日(特に夏季繁忙期)の工事件数を増やすことができ、更に安全に工事をすることが可能になります。

分業体制のメリット

  1. 施工スピードの向上
    各工程が並行して進められるため、全体の施工時間が短縮されます。一人の作業員がすべての作業を担当すると、どうしても一つひとつの工程に時間がかかってしまいますが、分業体制では作業員が場面ごとに特定の工程に専念、または補助をするため、効率的に施工を進めることが可能です。
  2. 品質の向上
    各担当が特定の工程に専念することで、作業の質が高まります。ミスが減り、施工の精度が向上します。
    夏季繁忙期は体力的に辛いことも多いですが、2マン作業によりある程度体力が温存できることと、お互いが気を付けあうことにより見落としや確認不足を防ぐことができます。
  3. 責任の明確化
    作業が分担されるため、各作業ごとに責任を持って行う必要があります。これにより、施工に関するトラブルが発生した際にも、原因の特定や対応がスムーズになります。
    責任が明確化されることで、意識も高まり、作業の質が安定する効果があります。
  4. 新しい作業員の教育も兼ねることができる
    現場の難易度により、一人前同士が2マンで作業することもありますが、何よりも新人の育成ができることが魅力だと思います。
    ある程度馴れるまでは親方の負担が大きくなりますが、育成をしながら補助をしてもうこともできます。

分業体制導入にあたってのポイント

分業体制を導入する際には、以下のポイントに注意することが重要です。

  • 現場ごとに役割を決める
    誰がどの工程を担当するか、役割を定めます。自分の役割を理解し、責任を持って取り組める体制を作ることが大切です。
  • 情報共有を徹底する
    各工程が独立して進むことがあるため、施工状況や顧客からの要望などの情報をリアルタイムで共有することが必要です。
    例えば、専用回路と室内機の工事を同時にしていた場合は、室内機の設置が終わったこと等を相手に伝え、次に何の作業をするか伝えることで状況江尾把握することができ、円滑に作業が進んでいきます。
  • お互い臨機応変に動く
    助手と親方の場合は親方が指示を出せば済みますが、かといって助手が指示を待っているだけではいけません。自分で考え行動しましょう。
    今〇〇の作業をしているから次は△△の作業だな。という風に考えましょう。現場により△△ではなく◇◇の作業をすることもアリと思います。作業内容と現場の状況を的確に判断し、効率よく動けるようになりましょう。
    初めからは絶対に無理です!少しずつ覚えて、考えることを癖づけて行けば技術を覚えるスピードも早くなります。

まとめ

エアコン取付における分業体制は、効率的な施工を実現し、1日の施工台数を増やすための有効な方法です。
特に、施工スピードの向上や専門性の高い作業の精度向上、責任の明確化といったメリットがあり、質の高いサービス提供に繋がります。
早く終わらせる為に雑な工事なることも無くなるので作業の効率化を図りつつ、CS向上の為にも丁寧な施工を提供するためにも、分業体制の導入を積極的に検討してみてはいかがでしょうか。

施工品質を保ちながら多くの現場に対応できる体制を築くことで、今後の業績拡大や顧客満足度の向上にも繋がるでしょう。
毎回というわけでもなく、現場ごとに2マンで仕事を周るというのも一つの方法だと思います。
弊社のエアコン協力業者様は協力的な方ばかりなので、1マンで仕事が少ないとお困りの方は是非一度お問い合わせください。


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